かしこい省エネ家電の選び方、その基準とは?
「省エネ」という概念は、戦後の高度成長がもたらした消費文化のあおりから、反省をこめて生まれたものです。
一気に生活が豊かになったばかりの頃は、物におぼれて全てが使い捨てという、まるで夢を見ているような時代がひと頃続いたのですが、1970年代になり、オイルショックによる物価の高騰で、人々は目を覚まさせられたのでした。
その頃、「省エネ」という言葉は生まれたのです。
その後さらに時代が進み、単にエネルギーの枯渇のみならず、地球の環境が急変し、生き物や植生、そして当然私たち人間の未来までもが危ぶまれる現状が、広く知られることとなりました。
「エコ」の概念はそこから発しています。
そうした流れからくる地球規模での取り組みの1つが、私達の生活にとって身近な省エネ家電なのですね。
家電が壊れたらまず修理ですが、あまり古いものだと修理にも限度がありますし、特に使用に危険を伴うようになった家電製品には買い替えが必要です。
現在はちょうど、そんな買い替えが頻繁になっている時期といえるでしょう。
そしてせっかく買い換えるなら、購入してから後悔のないもの、使いやすくランニングコストのかからないものを選びたいですね。
ここでは、省エネ家電の上手な選び方について、簡単に説明しましょう。
【テレビ】
液晶テレビはブラウン管テレビに比べ、電力消費が4割ほども削減できるといわれています。特にテレビは省エネ家電としてエコポイント制度の指定もありますから、省エネラベルなどを吟味して、購入後の光熱費まで考えながら選ぶとよいでしょう。
【洗濯機】
洗濯機も今は様々な省エネタイプのものが発売されています。容量や機能について確かめると同時に、消費電力や水量の表示を見比べることを忘れないようにしましょう。また、汚れの程度など、洗濯物の状態や使用の状況によって機能を選べるものなら、こまめに水量や洗剤量などを節約する事もできますね。
【冷蔵庫】
1年中休む事なく電気を使う家電ですから、年間消費電力量の数値は必ず確かめましょう。就寝時などは消費電力を節約するタイプなど、現在はメーカーも様々な省エネ機能のついた製品を開発しているようです。また、容量の大きな冷蔵庫の方が省エネ効果が高いことも知られていますし、冷蔵庫を満杯にすると電力が余分に必要ですから、その辺りも考慮しながら、ご家庭の事情に合わせて色々シミュレーションしてみるとよいと思います。
【エアコン】
エコポイント制度の代表格エアコンも、冷蔵庫と並び、電力をたくさん使う家電製品ですね。年間消費電力量の数値が低いものほど、電気代もお得になりますから、お部屋に合った大きさのもの同士なら、機能とともに、この年間消費電力量も選び方のよい基準になるでしょう。
また、エアコンは使用環境によっても電力量に大きく差がでる家電ですから、エネルギー消費効率(COP)や年間エネルギー消費効率(AFP)の表示も確かめるとよいでしょう。
これらの数値は、エアコンのお仕事の効率を表したものですから、数値が高いほど省エネ化が進んだ製品といえるのです。